【上毛新聞】浅間山の噴火想定し防災訓練・渋川

群馬県渋川市で実施された浅間山の噴火を想定した防災訓練のニュースです。


上毛新聞ニュース

●浅間山の噴火想定し防災訓練・渋川

浅間山噴火に備えて行われた防災訓練
 浅間山噴火を想定したロールプレーイング方式防災訓練が16日、渋川市の国交省関東地方整備局利根川水系砂防事務所で開かれ、国や群馬、長野両県などの関係32機関約120人が、災害発生時の連携や情報共有を確認した。

 浅間山周辺の自治体や各機関で組織する「浅間山火山防災対策連絡会議」の主催。5回目となる今年は交通機関も初参加した。

 訓練は、浅間山が中噴火し「噴火警戒レベル」が3、4、5と段階的に高くなっていく状況を想定。実際に対策を練る「プレーヤー」と、訓練シナリオに沿って情報を与える「コントローラー」の2組に分かれて行われた。

 「ただいま浅間山が噴火しました」-。噴火発生の報告が入ると、プレーヤー役の機関は融雪型火山泥流への対応や避難の呼び掛け、通行規制などに着手。変化する状況に応じて対策を講じ、本番さながらの熱気と緊迫感に包まれていた。